今人気のBarbour (バブアー)はどれを選ぶ?

      2018/11/21

毎年冬のアウターとして大人気のBarbourについてです。




Barbourとは

英国上流階級のアウトドア・ライフスタイルを体現するブランドであるバブアーは、1894年、ジョン・バブアーによりイングランド北東部のサウスシールズで創業。
北海の不順な天候の元で働く水夫や漁師、港湾労働者のために、オイルドクロスを提供したのが始まりでした。
その革新的なオイルドクロス製の防水ジャケットは耐久性が高く、瞬く間にバブアーの名声を広めていきました。
100年以上歴史があるイギリスのブランドです。(barbour)

上記のように有名なのはオイルドクロスのジャケットでしょう。

2010年あたりから徐々に人気が出始め、最近では街中でかなり見かけるようになりました。

BEAMS(ビームス)、UNITED ARROWS(ユナイテッドアローズ)、SHIPS(シップス)等の大手セレクトショップでは毎シーズン必ず見かけますし、別注モデルもかなり多く発売されてきています。

また、歴史が長いブランドなので、古着屋で容易に入手できるのも人気の要因かもしれません。

オイルドジャケットについて

最早バブアーの専売特許ともいえるオイルドジャケットとはどのようなものかご存知でしょうか。

その名の通り、生地にオイルの塗りこんだものです。

これにより光沢が出る上に、防水性が向上します。

たとえばレザーなどは手入れに気を付けなければいけませんが、オイルドは多少雨に濡れても問題ありません。

本場イギリスでは多少雨が降っていても傘を差さずにバブアーを着るのが粋という噂もあります…。
barbour
barbour

もちろん、デメリットもあります。

まずは匂いです。

人によって感じ方が違うとは思いますが、やはりオイル特有の匂いはします。

新品で購入直後はほとんど気になりませんが、着用するたびに徐々に匂ってくるような気がします。

ただ、近年のはオイル自体も匂いが弱まっているとも言われているので極端に臭いかどうかは人の感じ方によるかもしれません。

私個人としては新品のバブアーの独特のオイル臭さは結構好きな匂いです。

ちなみに、古着のバブアーはけっこう臭いが強いものが多いです。

独特のカビ臭さというか…。

私のようにこういった匂いが好きという人もいますが、例えば電車やエレベーターなど人が密集するところでは周囲を気にしたりしなければならないかもしれません。

また、匂い移りもありますので注意が必要です。

オイルを塗っているということは、匂いの他にべたつきもデメリットとして挙げられるでしょう。

ちょっとさわったたけでも指がぬめった感じがします。

ベタベタというよりヌルヌルといった感じなので特別気持ち悪さは感じませんが、例えばその手で食べ物を触って口に入れるのをためらわないかというと…。

また、小さい子供やペットがいる方は触れ合う際にそのべたつきが移ってしまい、衛生的に良くないと思います。

小さい子供を抱っこするときにオイルたっぷりのバブアーは避けたほうが賢明でしょう。

そういった匂いやべたつきの問題から、クローゼットの中でも他の洋服と接触しないよう保管するのがベターです。

そしてこのような問題があるにもかかわらず、洗濯やクリーニングができない、というのもデメリットとして挙げられます。

新品で買って5~6年洗わない、という人もザラにいます。

オイルドクロス自体が汚れから生地を守っているので基本的には洗うという概念はありません。

強引に自分で洗う人もいるようですが、例えばうまくオイルが抜けきらず色がまだらになってしまったり、生地にしわができてしまったり、変に縮みが出てしまったり等、色々問題が起きる場合があるようです。

唯一の公式なケアはリプルーフと言われるオイルの上塗りです。

オイル自体も単品で売っているので自分で行うことも可能ですが、ある程度は技術が要求されます。

せっかくのバブアーが着られなくなったらそのダメージは大きいでしょう…。

そういったケアはこちらでできるようです。

値段は高いですが、毎年ケアするわけではなく、また、バブアー自体寿命は10年単位なので長い目で見ればそんなに高くはないように思います。

一般的なコートの部類は毎年クリーニングに出したりしますので。

散々オイルドの話をしましたが、実は近年ではオイルドクロスではないものもかなり増えてきています。

前述したように別注のモデルがコットン等の素材が多く、「デザインは好きだけどオイルはちょっと…」という人はそちらがおススメです。
Barbour




Barbourの代表的モデル

Bedale

最も人気であるショート丈のビデイル

ショート丈と言ってもベルトが見えるほど短いわけではなく、ジャストサイズで着るとお尻が半分隠れるくらいなので使いやすいです。

細身のパンツはもちろん、ワイドパンツと合わせてもすんなりハマる便利なアイテムです。

その使いやすさからセレクトショップで最も多く扱っていると思います。

街中で着用している方の大半がこのモデルといえますね。

バブアーが初めての方はこのモデルを購入するパターンが多いと思いますし、私もまずはビデイルから入るのがおすすめです。

Beaufort

ビデイルよりちょっと着丈が長いビューフォート

着丈以外の違いとしては、「ゲームポケット」と呼ばれる狩猟時に使われていたとされるポケットです。

また、ビデイルは袖がリブになっており、風を通さない仕様になっていますが、こちらはそういったデザインではないです。

どちらも外観上そこまで目立つものではないので、基本的にはビデイルより着丈が10cm弱程度長い、という解釈で良いと思います。

ビデイルに比べ人気は劣ります。

また、次に挙げるボーダーと言われるロング丈モデルはビデイルとの差別化ができるせいかセレクトショップでもやや置いてありますが、ビューフォートは本当に少ないです。

ファッションとしても、意外とひざ丈、ひざ上丈くらいのロングコートは合わせやすいのですが、この腿丈くらいの着丈は結構難しかったりします。

気持ち悪い着丈だなんていう人もいます。笑

私自身としても、私服としてこれを選ぶならビデイルかボーダーかなといった感じです。

Border

ロング丈のボーダー

ビューフォートより15cm程度長く、膝上丈なので完全にロングコートです。

オイルドジャケットでロング丈なので、インパクト抜群です。

もちろん際どいデザインであることは間違いありません。

しかし、意外と着てみるとすんなりハマるんですよね。

私のようにハンガーにかかっている状態と着てみた状態で印象がガラッと変わって欲しくなってしまう場合があるので、敬遠せずまずは試着してみることをお勧めします。

その他

無難かつ定番人気と言えるのは上記3モデルで間違いありません。

しかしながら近年はバブアー人気高騰により様々なモデルがリリース(復刻)しています。

まずはこのInternational(インターナショナル)

まさにバイカーズブルゾンといった印象で、男らしさを感じますね。

腰ベルトとフロントに取り付けられたポケットが特徴です。

次にSpey(スペイ)

フライフィッシング用のジャケットを意図して作られたこちらはその特徴的な着丈に目がいきます。

私は初見で「これはちょっと、、」なんて思ってましたが、数年を経てだんだん格好良く見えてきました。

アパレルスタッフ等、オシャレな方は結構これ着てたりするんですよね。

こちらはWhitley(ウィットレイ)

トレンチコートのデザインですね。

スペイと違って初見ではとても格好良いと思いました。笑

しかし着丈は基本的に110cm~と長く、ロングコートが苦手な人には敷居が高いかもしれません。

チンストラップまで締めちゃって着たいです。

同じく綺麗な部類のHaydon(ヘイドン)

ダブルブレストのクラシックなコートです。

ウィットレイより着丈は10cm程短いので、一般的なロングコートくらいの着丈で着こなせそうです。

他にも、internationalのロング版ともいえるTouring coat(ツーリングコート)や、マウンテンパーカーのようなNautic(ノーティック)などなど、書ききれないくらいあります。

 

 




防寒性

ライナーを買うのもあり

オイルド自体の生地は薄くないですし、風は通しません。

もちろん裏地もあります。

が、当然ダウンジャケットと比べれば圧倒的に防寒性は劣りますし、メルトンにも劣るでしょう。

私のように多少寒くても気にしないという方もいれば、いくらデザインが良くても寒いのはちょっと、、、という方もいるでしょう。

そんな方のために、バブアーでは専用のライナーを販売しています。

 

 

 

これ、ベストなんですがこのパイルが抜群に暖かいです。

また、見た目からもわかると思うのですが触り心地も抜群。

さらにはポケット付きなので機能性もバッチリ。

ライナーとして考えると決して安くはないのですが、飽きがくるものではないので買って損することはないはずです。

気にしなければいけない点として、ライナーにもサイズがあります。

必ずコートと同じサイズを選びましょう。

Barbourのサイズ選び

新品の場合

新品では34、36、38、40といった表記で、例えば34が日本サイズXS、40がLに当たります。

まれに32が置いてある場合もあります。

基本的にはレディース、メンズの隔たりは無く、どのサイズも着ることができます。

例えば32は一般的にはレディースとして扱われているものの、メンズで置いてあるショップもあります。

古着の場合

一方、古着では幅広く、30~50くらいまでは見たことがあります。

通常古着屋で置いてあるものはサイズが大きいです(40~)。

ただし、リサイズされているものも多く、古着で購入を検討するのであれば試着は必須です。

SLタイプ(シリーズ)

古着には無く、新品のみの特徴としてSLタイプ(シリーズ)というものがあり、これはスリムフィットと言われています。

バブアー自体比較的ゆったりしたデザインですが、このSLは現代用にフィックスされたスリムシルエットとなっています。

どのショップでも現在取り扱っているのはほぼSLですが、気になる方は店員さんに訊いてみるといいでしょう。

今ではSL以外を探すのが逆に難しかったり、、、

身長/体型別目安

大体以下くらいがベストかなと思ってます(個人的に)。

古着は除き、SLタイプでのみ考えます。

・~165cm:32 or 34
・~170cm:34
・~176cm:36
・~182cm:38
・183cm~:40

※筋肉質等の人は上記より1サイズアップも良いかもしれません。

大体タイト~ジャストをイメージしてます。

32に関してはけっこう小さめなので、中にたくさん着込むのは難しいと思います。

友人やショップスタッフ等、これまで見てきた人を参考にすると、

163cm痩せ形で32の場合…肩がややきつく、袖もやや短い。ただし、見た目はジャストでシルエットは綺麗。

172cm普通体型で36の場合…見た目も着た感じもジャスト。ライナーを取り付けられるほどのゆとりはある。

180cm痩せ形で38の場合…上記同様ジャストサイズ。40でもいいかも。

といった感じです。

人によって好みのサイズ感が異なると思いますので参考程度に。

バブアーがあんまりピタピタは格好悪いので、迷ったら大きいほうがいいかとは思います。

新品か古着か

値段

新品だとビデイルが50000円強ビューフォートが50000円台半ば~後半ボーダーが60000円前後くらいです(税込)。

国内ブランドのヘビーアウターより安いですが、決して安価とはいえません。

一方、古着だと1万円台から買うことができるので、差は大きいです。

また、新品は今後値上がりの可能性もあるので、買うのであれば早めが良いかと思います。

古着の状態

古着で懸念すべきはやはり状態です。

オイルが抜けていたり、傷、しわがあるのが大半です。

破れ、穴があるものも少なくなく、匂いもきつかったりします。

表面上の状態は自分が気にしなければいいですが、匂いに関しては前述したように周りへの影響を考える必要がありそうです。

また、これは気にするポイントではないですが、ビューフォートやボーダーのロング丈モデルがリサイズされてショート丈になっているものもたくさんあります。

個人的なおススメと総括

初めて買ったバブアーは古着のビデイル(2012年くらい?)、2014年に新品でボーダー(SL)を買いました。

古着は好きですが、バブアーに関しては匂いとサイズ感から新品が良いと考えています。

古着ではやっぱり狭い空間で匂いを強く感じます…。

ただし、現行では無い古いモデル(ゲームフェア)や古いデティール(フラップポケット付き)などは古着にしかない大きな魅力です。
Barbour

モデルとしては、一般的にビデイルが見慣れていることもあり、ビューフォートやボーダーのようなロング丈が好きです。

特にボーダーは前を閉めた時の雰囲気が好きなので気に入っています。

雰囲気があって良いですよ。

とはいえ、やっぱり最初に入るなら新品のビデイルのSLタイプです。

もちろん古着から入ってバブアーを知り、そこから新品を買っていくのも良いと思います。

ぜひ古着と新品を着比べて違いを見てほしいと思います。

(via:barbour


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